■桃核承気湯の成分分量
桃仁(トウニン)3g、桂枝(ケイシ)3g、ぼう硝(ボウショウ)1g、甘草(カンゾウ)1g、大黄(ダイオウ)2g
■桃核承気湯の効能適応症
比較的体力があり、のぼせて便秘しがちなものの次の症状:月経不順、月経困難症、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)
■桃核承気湯について補足説明
血液の流れが悪く滞っている、漢方でいう「お血」の状態を取り除き血の巡りを良くする桃仁を中心に、発汗作用や鎮痛作用のある桂枝、抗炎症作用や解毒作用のある甘草で精神不安を取り除き、下剤に処方される大黄で便秘を解消します。
体力が充実した肥満体質の方の更年期障害に適した処方です。