■葛根湯の成分分量
葛根(カッコン)8g、麻黄(マオウ)4g、大棗(タイソウ)4g、桂枝(ケイシ)3g、芍薬(シャクヤク)3g、甘草(カンゾウ)2g、乾生姜(乾ショウキョウ)1g
■葛根湯の効能適応症
かぜの初期症状、鼻かぜ、かぜによる頭痛、肩こり、筋肉痛
■葛根湯について補足説明
葛根湯は、桂枝湯という漢方薬に葛根(カッコン)と麻黄(マオウ)を加えた処方です。
葛根(カッコン)や芍薬(シャクヤク)が体を温めて血行を良くし、筋肉の緊張をほぐす作用があり、麻黄(マオウ)と桂枝(ケイシ)には発汗作用や利尿作用があります。
ですから、頭が重く、背中から首筋にかけてこわばり、ぞくぞくと寒気がする、じっとりとした汗はなく、肌はさらっとしている、という症状に用いられます。
また、体が温まることで血行がよくなるので、筋肉の過度の緊張を緩和して、肩こりや筋肉の痛みを和らげます。
錠剤や顆粒剤の場合は、お湯に溶かして服用すると、一層体が温まり効果的です。